進 化 多様性
生命の「進化」と「多様性」を考える

平素よりご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

お陰様でアーク・リソース株式会社は前身の株式会社井上実験動物センター設立から数えて、令和元年9月をもって40周年を迎えました。この間、実験動物そのものの生産販売から、動物に免疫して抗体を得る事業:「抗体事業部」や遺伝子改変マウス・ラットに関わる周辺事業:「LAS事業部」を柱にする業態に変化して参りました。

当社では「自然界のふしぎリソースをビジネスシーズに!」をコンセプトにしておりますが、自然界には『多様性』や『進化』についてなど、学ぶことが多々あります。異物が生体内に侵入した時に働く生物の免疫機構には生命の不思議さを感じますし、作られる抗体にも多様なバリエーションがあります。抗体事業部ではマウスやウサギだけでなく、アルパカにも抗体を作らせる仕事をしています。

また一方では近年、狙った遺伝子を操作し、言うなれば個体を人為的に進化させることができるゲノム編集技術も実用化されてきております。

LAS事業部では遺伝子や生殖細胞をテーマにして実験動物や魚類を対象にした事業を行っております。そして両事業部ともにそれぞれのフィールドで、ニッチながらも技術的にはトップになることを目指しています。

我々が直近の目標にしていることは、熊本県が定めるリーディング企業になることです。バイオ分野において業界をリードする存在になり、地域や最終的には世界に貢献して行くことが願いです。役職員一同、これからも皆様の期待値を超える仕事をして参りますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

社名のアーク・リソースは、ノアの方舟(Noah’s ARK)に由来します。すなわち「生物を資源と見なしてその可能性を解明し有効利用することをもって人類に貢献すること。同時に貴重な生物資源(Bio Resource)を次世代に残すこと」を理念として命名しました。

アーク・リソース株式会社 代表取締役 写真

アーク・リソース株式会社
代表取締役 井上 聖也